魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました
こういう人だと知っているのに、陛下の諦めは悪いようだ。今まで没交渉だったから、余計にノインとの関わりを持ちたいのだろうか。だとしたら、王子らしくしろというのは逆効果でしかない。
「ふたりで逃げ出しちゃう? レシピを残せば、私たちがいなくても大丈夫だし。試合で知り合った錬金術師のみんなも、協力してくれると思う」
商会に卸す薬については、錬金術師たちに相談したことがある。私の歌の代わりになる音の素材は、つい先日見つかったばかりだ。後は完璧な配合方法を見つけるだけ。
「おまえとふたり旅か。大変そうだな」
「塔に引きこもってた王子様よりは、冒険経験があるんだからね」
「ふたりで逃げ出しちゃう? レシピを残せば、私たちがいなくても大丈夫だし。試合で知り合った錬金術師のみんなも、協力してくれると思う」
商会に卸す薬については、錬金術師たちに相談したことがある。私の歌の代わりになる音の素材は、つい先日見つかったばかりだ。後は完璧な配合方法を見つけるだけ。
「おまえとふたり旅か。大変そうだな」
「塔に引きこもってた王子様よりは、冒険経験があるんだからね」