再会は甘い恋のはじまり…とはかぎりません!(おまけ追加しました)

ピンポーン

インターフォンを鳴らしてから、カギを開ける。
こうすると、つむぎが玄関まで走ってきて出迎えてくれるからだ。

「おかえりなさい!」

跳びついてきたつむぎを抱き上げる。
大きくなってきたので、いつまでこうして抱けるかなと考える。

「お疲れさまでした」
祥もつむぎの後を追うように玄関まで来てくれる。

仕事に復帰したら余裕がなくなるから、今だけの限定サービスだそうだ。

穣を抱いた祥を片方の手で抱き寄せ、狭い空間に三人を閉じ込めた。

「パパ、ぎゅうぎゅうだよ」
つむぎが大きな声で笑い、穣も「あー」と言って笑顔をこぼす。

「苦しい!」
笑いながら抗議する祥をもう一度ギュッと抱きしめた。

一時手放してしまったからこそ、今が貴い。

健斗の腕の中は幸せが溢れている。

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