冷徹御曹司は過保護な独占欲で、ママと愛娘を甘やかす
十月がやってきた。私と豊さんが仙台の地を訪れて数日後のこと。
その日、私は未来と買い物に出かけ、お昼寝の隙に仕事を進めていた。いつも通りの日常である。
望の件は、その後進捗はない。豊さんが手配してくれた調査関係の人たちが報告を挙げてくれる予定にはなっているけれど。
焦っても仕方ないので、私はいつもどおり日々を過ごすだけ。
望と一度会って、きちんと話しておきたい。両親と豊さんに謝罪してほしいし、その上でないと私としても区切りにならない。
でも、このまま望が見つからなかったら。話し合いの場が持てなかったらどうしよう。
豊さんの気持ちはすべて聞いている。私たちが実はずっと想い合っていた事実もある。望に会わなくても私と豊さんは幸せになっていいのだと思う。
私自身のため、何より未来のため。
すると、電話が鳴った。
豊さんからだ。着信なのは珍しい。
「はい」
『明日海、これから出られるか?』
電話に出ると、豊さんの声が聞こえる。出るとはどこかへ行くのだろうか。
「未来と一緒でしたら行けますよ。準備してからなので、すぐには無理ですが」
『笛吹製粉本社まで来てほしい。望くんが来ている』
一瞬、呼吸が止まったような感覚がした。驚きすぎて、言葉も何も出てこない。
ようやく私は息を整え答えた。
「わかりました。急いでいきます」
その日、私は未来と買い物に出かけ、お昼寝の隙に仕事を進めていた。いつも通りの日常である。
望の件は、その後進捗はない。豊さんが手配してくれた調査関係の人たちが報告を挙げてくれる予定にはなっているけれど。
焦っても仕方ないので、私はいつもどおり日々を過ごすだけ。
望と一度会って、きちんと話しておきたい。両親と豊さんに謝罪してほしいし、その上でないと私としても区切りにならない。
でも、このまま望が見つからなかったら。話し合いの場が持てなかったらどうしよう。
豊さんの気持ちはすべて聞いている。私たちが実はずっと想い合っていた事実もある。望に会わなくても私と豊さんは幸せになっていいのだと思う。
私自身のため、何より未来のため。
すると、電話が鳴った。
豊さんからだ。着信なのは珍しい。
「はい」
『明日海、これから出られるか?』
電話に出ると、豊さんの声が聞こえる。出るとはどこかへ行くのだろうか。
「未来と一緒でしたら行けますよ。準備してからなので、すぐには無理ですが」
『笛吹製粉本社まで来てほしい。望くんが来ている』
一瞬、呼吸が止まったような感覚がした。驚きすぎて、言葉も何も出てこない。
ようやく私は息を整え答えた。
「わかりました。急いでいきます」