もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
「最後まで守れなくてごめんなさいね。あなたは明日の朝、煤の森へ送られるの。でもきっと大丈夫よ。自分を強く保てば、死ぬことなんてないんだから」
「……またお会いできますか?」
彼女は自身を大切に扱い、親友と呼んでくれた唯一無二の存在に対してすがった。
ラベーラは一瞬だけ顔を歪め、聖女と呼ばれるにふさわしい笑みを浮かべる。
「ええ。だって私たち、親友だものね」
手足を鎖で拘束された彼女は、セニルース王国の国境を抜け、隣国リンデンとの間にある不可侵の地、煤の森に捨てられた。
魔獣が跋扈すると噂される不浄の地は、二国間のどちらの国土でもなく、ただ不気味に沈黙を保っている。
「……またお会いできますか?」
彼女は自身を大切に扱い、親友と呼んでくれた唯一無二の存在に対してすがった。
ラベーラは一瞬だけ顔を歪め、聖女と呼ばれるにふさわしい笑みを浮かべる。
「ええ。だって私たち、親友だものね」
手足を鎖で拘束された彼女は、セニルース王国の国境を抜け、隣国リンデンとの間にある不可侵の地、煤の森に捨てられた。
魔獣が跋扈すると噂される不浄の地は、二国間のどちらの国土でもなく、ただ不気味に沈黙を保っている。