もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
 彼女はそれがどういうものか知らなかったし、ひとつひとつが危険なものなのか、その辺で手に入るものかも知らない。だが、名前さえわかれば、あとはここにいる二人が答えを見つけてくれるだろうと思った。

「それから……ミウル草」

「ミウル草?」

 グランツとアルドが声をあげたのはほぼ同時だった。

「単体で使えば、魔法薬の効果を高めるものだな。……セニルースで厳しく輸出を管理されている代物だ」

 アルドが言うと、グランツがうなずく。

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