もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
子魔獣がシエルの膝の上でひっくり返り、まだピンク色のお腹を見せてきゅうきゅう鳴く。シエルはそのやわらかな腹を撫でながら、真っ赤になったグランツをしばらく観察していた。
(私ももう少しグランツ様のことを知ってみたい……かも?)
自身の口もとに、ここへ来て以来初めての笑みが浮かんでいるとも知らずに。
それから月日を重ね、グランツがシエルのもとを訪れてからついにひと月が経った。
記念すべき十回目は、グランツによってイルシャと名づけられた魔獣とその子供、ミュンとともに迎える。
「女性はこういうものを好むと聞いたのだが」
(私ももう少しグランツ様のことを知ってみたい……かも?)
自身の口もとに、ここへ来て以来初めての笑みが浮かんでいるとも知らずに。
それから月日を重ね、グランツがシエルのもとを訪れてからついにひと月が経った。
記念すべき十回目は、グランツによってイルシャと名づけられた魔獣とその子供、ミュンとともに迎える。
「女性はこういうものを好むと聞いたのだが」