もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
「今日まで見てきた貴女は、どう考えても討伐依頼が来るほどの魔女に見えないしな。私なりに考えてみたのだが、こんな扱いをされなければならない理由が思いつかないんだ」
こと、とシエルは持っていた陶器のカップをテーブルに置いた。
空になったカップに、グランツが新しい茶を注ぐ。
「イルシャを……魔獣を呼び出してしまったからです」
名前を呼ばれたと思ったのか、イルシャが顔を上げる。
知性のある瑠璃色の瞳は、何度見ても魔獣と呼ばれる恐ろしい獣の印象と噛み合わない。
「差し支えなければ、聞かせてもらえないか? 魔法を見られたくないと言っていたのもあるし、無理にとは言わないから」
こと、とシエルは持っていた陶器のカップをテーブルに置いた。
空になったカップに、グランツが新しい茶を注ぐ。
「イルシャを……魔獣を呼び出してしまったからです」
名前を呼ばれたと思ったのか、イルシャが顔を上げる。
知性のある瑠璃色の瞳は、何度見ても魔獣と呼ばれる恐ろしい獣の印象と噛み合わない。
「差し支えなければ、聞かせてもらえないか? 魔法を見られたくないと言っていたのもあるし、無理にとは言わないから」