もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
「私こそ大きな声を出してすみません。……どうしても信じられなくて」
シエルにだって、グランツが意地悪でひどいことを言ったわけではないとわかっている。それどころか、彼は心配しているから、あえて正直に自分の考えを述べたのだろうと。
「なにかの間違いではないでしょうか……? 私を討伐するよう言ったのは、別の方とか」
「私の主君は王女の婚約者なんだ。たしかに討伐を依頼したのは殿下だが、そうするよう相談を持ち掛けたのは王女だ。今の話を聞く限り、貴女だと知っていて言ったとしか思えない」
シエルにだって、グランツが意地悪でひどいことを言ったわけではないとわかっている。それどころか、彼は心配しているから、あえて正直に自分の考えを述べたのだろうと。
「なにかの間違いではないでしょうか……? 私を討伐するよう言ったのは、別の方とか」
「私の主君は王女の婚約者なんだ。たしかに討伐を依頼したのは殿下だが、そうするよう相談を持ち掛けたのは王女だ。今の話を聞く限り、貴女だと知っていて言ったとしか思えない」