もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
「私は他者に手を差し伸べる貴女の姿を見て、惹かれたんだ。たとえ魔獣を召喚しようと、貴女が優しい人だと知っている。それに、改めてそう尋ねるのも誠実だと思う。貴女には王女との過去を利用して、私に取り入ることもできたのだから」
じわりと視界がにじんだのを感じ、シエルは自分の目を擦った。
なぜグランツの言葉がこんなにもうれしいのか、よくわからない。
「今日まで貴女とはいろいろな話をして、それなりの時間を過ごしてきたつもりだ。そのうえで、嫌いになれそうにない。むしろ、人柄を知って以前よりも好きになった。……これで答えになっているだろうか?」
「……はい」
じわりと視界がにじんだのを感じ、シエルは自分の目を擦った。
なぜグランツの言葉がこんなにもうれしいのか、よくわからない。
「今日まで貴女とはいろいろな話をして、それなりの時間を過ごしてきたつもりだ。そのうえで、嫌いになれそうにない。むしろ、人柄を知って以前よりも好きになった。……これで答えになっているだろうか?」
「……はい」