もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
真剣な表情で言ったグランツだったが、ミュンがテーブルに飛び乗ったせいで格好がつかなかった。
ゆったりと近づいたイルシャが、お転婆娘の首の皮をくわえて引っ張っていく。
そして、『邪魔をして悪かった』と二人へ視線を送り、きゅんきゅん鳴くミュンのお腹に鼻を押し付けた。
その姿を目で追っていたグランツが、ふと気づいたように扉を見る。
「雨の音がしなくなったな」
「もうあがったのかもしれませんね」
「また降る前に帰ったほうがよさそうだ」
グランツが席を立って扉を開くと、澄んだ陽の光が室内に差し込んだ。
ゆったりと近づいたイルシャが、お転婆娘の首の皮をくわえて引っ張っていく。
そして、『邪魔をして悪かった』と二人へ視線を送り、きゅんきゅん鳴くミュンのお腹に鼻を押し付けた。
その姿を目で追っていたグランツが、ふと気づいたように扉を見る。
「雨の音がしなくなったな」
「もうあがったのかもしれませんね」
「また降る前に帰ったほうがよさそうだ」
グランツが席を立って扉を開くと、澄んだ陽の光が室内に差し込んだ。