もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
「では、失礼いたします」
室内から声がし、護衛騎士が扉を開いた。
「ありがとう」
グランツは騎士に言うと、部屋に足を踏み入れた。背後で扉が閉まる気配を感じながら、部屋の中央のソファでくつろぐ主と視線を交わす。
「遅くなりまして申し訳ございません。グランツ・フォン・ノイフェルトが参りました」
「今は俺以外、誰もいないぞ」
リンデンの王子、アルド・ウィン・リンデンがにやりと笑いながら言う。
王子という身分にふさわしいだけの強気な表情だ。人目を惹く金髪碧眼と、理想をそのまま彫刻にしたかのように美しい顔立ちは、多くの貴族令嬢を虜にしている。
室内から声がし、護衛騎士が扉を開いた。
「ありがとう」
グランツは騎士に言うと、部屋に足を踏み入れた。背後で扉が閉まる気配を感じながら、部屋の中央のソファでくつろぐ主と視線を交わす。
「遅くなりまして申し訳ございません。グランツ・フォン・ノイフェルトが参りました」
「今は俺以外、誰もいないぞ」
リンデンの王子、アルド・ウィン・リンデンがにやりと笑いながら言う。
王子という身分にふさわしいだけの強気な表情だ。人目を惹く金髪碧眼と、理想をそのまま彫刻にしたかのように美しい顔立ちは、多くの貴族令嬢を虜にしている。