記憶喪失のお姫様は冒険者になりました
「ふふっ、そうですね」
私も手応えがなかったのでイマイチ体がなまっている。
明日はどんな依頼があるかな。
「今日はギルドに報告終わったらどうしますか?」
「んー、そうだな……」
私の問に考えるように顎を手で押さえるクロさん。
「飯にするか?」
「はい!」
クロさんが紹介してくれるお店はどれも頬っぺが落ちてしまうんじゃないかと思うくらいとても美味しい。
「楽しみです!」
それにクロさんと一緒に食べるご飯はとても好きだ。
クロさんといると落ち着くし、自然と笑顔になれる。
やっぱりクロさんはすごいな…。

「ご馳走様でした!」
「また来てくれよな!」
「はい!」
私はクロさんとよくお店で夕飯をすませた。
あそこの店主さんはとても気さくで話しやすくてとてもいい人だ。
「やっぱりあのお店は1番好きです!」
あのお店にはいろんな種類の料理がある。
お肉系やパスタ、スイーツも置いてある。
いつもどれにしようか悩んでしまう。
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