【コミカライズ】【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
式場の扉の前についた。
「カリーネ……」
今にも泣き出しそうな表情をしているロード伯が、そこで待っていた。
「カリーネ。俺は先に行っている」
ラーシュはカリーネをロード伯に預けると、先にその扉をくぐる。
「こんなことなら、カリーネをストレームに留学をさせるんじゃなかった……」
「お父さま、今更です。ですが、考えてもみてください。ホルヴィストの王都よりも、こちらの方があそこからは近いのですよ。近場に嫁いだと思えば、気も楽じゃないですか。どちらにしろ、私は、あそこから出ていかなければならなかったのですから」
「だけどなぁ。まさかこんなに早くこの日が来るとは思ってもいなかったから、こう、心の準備というものが」
「心の準備は、私の婚約を認めた時から、しておくべきでしたね」
「そうかもしれないが……」
わかってはいても、何か認めたくない何かがあるのだろう。きっとそれはカリーネには一生かけてもわからない気持ちなのかもしれない。父親だからこそ感じる何か。
「カリーネ……」
今にも泣き出しそうな表情をしているロード伯が、そこで待っていた。
「カリーネ。俺は先に行っている」
ラーシュはカリーネをロード伯に預けると、先にその扉をくぐる。
「こんなことなら、カリーネをストレームに留学をさせるんじゃなかった……」
「お父さま、今更です。ですが、考えてもみてください。ホルヴィストの王都よりも、こちらの方があそこからは近いのですよ。近場に嫁いだと思えば、気も楽じゃないですか。どちらにしろ、私は、あそこから出ていかなければならなかったのですから」
「だけどなぁ。まさかこんなに早くこの日が来るとは思ってもいなかったから、こう、心の準備というものが」
「心の準備は、私の婚約を認めた時から、しておくべきでしたね」
「そうかもしれないが……」
わかってはいても、何か認めたくない何かがあるのだろう。きっとそれはカリーネには一生かけてもわからない気持ちなのかもしれない。父親だからこそ感じる何か。