婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
そしてルビーの何がリロイの興味スイッチを入れるのか気になるところだ。
まるで映画を見ているような気分で三人の様子をワクワクした気持ちで見つめていた。


「お兄様とモイセスから色々と聞いておりますけれど噂通り、すっごい美人ですが、それだけの詰まらない女にはお兄様の隣に並ぶ資格はなくってよッ!!!」

「「…………」」


ピシッ!!と音が鳴る程に指を差されているが、あまりの勢いにポカンとしていた。
沈黙が流れる中、静かにリロイが口を開く。


「……そんなんだから友達できないんだよ」

「ーーうるっさいですわねッ!!!リロイに言われたくないわっ」

「僕は友達、いっぱいいるよ?」

「~~~っ!!」

「「……」」


仲が良さそうで何よりである。


「で、今日はもうすぐ兄上達が来る予定だろう?」

「……はい」

「それにもうすぐ王家主催の大きなパーティーがある」

「……はい」

「僕、君にパートナーをお願いしようかと思って!」

「……はい!?」

「!?!?」
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