婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
四人で店に入ったものの、ドレスはベルジェではなくキャロラインが選んでくれた。
どうやらずっとお揃いのドレスを着る事に憧れていたらしく、言い訳しつつも何だかんだ嬉しそうに同じドレスを選んでいた。
王家御用達のドレスショップで子爵令嬢がドレスを選び、尚且つ王女と色違いという、まさかの事態だったのだが、この時はさして気にする事はなかった。
それからというもの……ベルジェとモイセスよりも頻繁にキャロラインが屋敷に来るようになった。
ルビーを加えて三人でお茶をして仲を深めていった。
回数を重ねていく度に自然とキャロラインの高圧的な態度も柔らかくなっていた。
そしてキャロラインがリロイの話と惚気を何度か話していると、徐にルビーが気持ちを吐き出した。
「わ、わたくし……本当はモ、モッ、モイセス様が好きなの!!!」
「ーーーッ!?」
「ずっと昔から……お慕いしていて」
可愛らしく顔を真っ赤にしたルビーの衝撃的な告白に色々な意味で驚いていた。
そして……序盤でジュリエットが斧でグサリとしてしまう騎士というのは、もしかして、もしかしなくても……。
(…………モイセス様!?!?)
あの日……マルクルスを連れて行ったのはモイセスだった。
あの時、怒りで忘れていたが、物語ではルビーを守り死んでいったベルジェの騎士というのはモイセスを指すのだろう。
どうやらずっとお揃いのドレスを着る事に憧れていたらしく、言い訳しつつも何だかんだ嬉しそうに同じドレスを選んでいた。
王家御用達のドレスショップで子爵令嬢がドレスを選び、尚且つ王女と色違いという、まさかの事態だったのだが、この時はさして気にする事はなかった。
それからというもの……ベルジェとモイセスよりも頻繁にキャロラインが屋敷に来るようになった。
ルビーを加えて三人でお茶をして仲を深めていった。
回数を重ねていく度に自然とキャロラインの高圧的な態度も柔らかくなっていた。
そしてキャロラインがリロイの話と惚気を何度か話していると、徐にルビーが気持ちを吐き出した。
「わ、わたくし……本当はモ、モッ、モイセス様が好きなの!!!」
「ーーーッ!?」
「ずっと昔から……お慕いしていて」
可愛らしく顔を真っ赤にしたルビーの衝撃的な告白に色々な意味で驚いていた。
そして……序盤でジュリエットが斧でグサリとしてしまう騎士というのは、もしかして、もしかしなくても……。
(…………モイセス様!?!?)
あの日……マルクルスを連れて行ったのはモイセスだった。
あの時、怒りで忘れていたが、物語ではルビーを守り死んでいったベルジェの騎士というのはモイセスを指すのだろう。