婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
アイカは此方を牽制するようにベルジェの名前を出した。
そして彼が好きなのは自分だと遠回しに伝えている。
今はジュリエットは色々な令息達の写真を広げているのにも関わらず……。
(つまり今回、ベルジェ殿下とパーティーに参加出来るのは偶々だから、勘違いするなよって事かしら?)
アイカは嘘と真実を織り交ぜながら上手く話しているような気がした。
「毎回、パーティーにはベルジェ殿下の元に山のようなお誘いが来ていたのに、いつもはやんわりと躱していた。けれど今回だけはキッパリとお断りになったのよ?」
「へぇ……」
「わたくしが誘われるかと思ったのだけれど、今回はルビーの為に貴女と参加する事になったようね」
「!!」
「ルビーはモイセス様と参加する事がハッキリと分かって、でもベルジェ殿下が誰と参加するのは最後まで明かさなかった………勿論、わたくしにも。それはどうしてかしら」
「………」
「貴女が婚約を解消して、一人でパーティーに参加する事が哀れだったからでしょう?ルビーもそう思ったのでしょうね。自分だけ幸せで、貴女が惨めだったら周りに何を言われるか分からないもの」
「………」
「ウフフ……こんな事言ったらアレだけど、可哀想ね」
そして彼が好きなのは自分だと遠回しに伝えている。
今はジュリエットは色々な令息達の写真を広げているのにも関わらず……。
(つまり今回、ベルジェ殿下とパーティーに参加出来るのは偶々だから、勘違いするなよって事かしら?)
アイカは嘘と真実を織り交ぜながら上手く話しているような気がした。
「毎回、パーティーにはベルジェ殿下の元に山のようなお誘いが来ていたのに、いつもはやんわりと躱していた。けれど今回だけはキッパリとお断りになったのよ?」
「へぇ……」
「わたくしが誘われるかと思ったのだけれど、今回はルビーの為に貴女と参加する事になったようね」
「!!」
「ルビーはモイセス様と参加する事がハッキリと分かって、でもベルジェ殿下が誰と参加するのは最後まで明かさなかった………勿論、わたくしにも。それはどうしてかしら」
「………」
「貴女が婚約を解消して、一人でパーティーに参加する事が哀れだったからでしょう?ルビーもそう思ったのでしょうね。自分だけ幸せで、貴女が惨めだったら周りに何を言われるか分からないもの」
「………」
「ウフフ……こんな事言ったらアレだけど、可哀想ね」