婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
(ベルジェ殿下に好きな人が居ることはルビーお姉様やキャロラインから聞いていてもおかしくないと思ったけど、それをジュリエットと二人きりの時にわざわざ言うということは……)

ジュリエットを排除したいという思いが透けて見えている。
いつもならばこのやり方でジュリエットを上手くコントロール出来たのだろう。
だが、今回ばかりはそうはいかない。
何も知らないフリをしていればいつも通りの関係に戻れただろうが、ルビーやキャロラインの為にも此処で引くという選択肢はなかった。


「それに今回はキャロライン王女殿下とお揃いのドレスを王家御用達のブティックで選んで頂いたのです。アイカ様も次回にベルジェ殿下に誘って頂けたらいいですね」

「……っ!」


マウントを取られたらマウントを取り返す……基本である。
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