婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
「は、はい……!ジュリエット、大丈夫?」
「大丈夫ですよ、お姉様。今日は楽しんで下さい」
今日の為に教会に通いまくり、成功を祈っていたルビーの行動を思い出していた。
彼女の念願が叶う日だろう。
そして相変わらずモイセスはモイセスで、ベルジェが心配なのか足を止めては振り返り、ルビーも心配そうに此方を見ては振り返る。
ルビーとモイセスを苦笑いしながら見送った。
そのまま侍女達に濡れタオルや水を持って来てくれたり、顔が真っ赤になってボーっとしているベルジェを介抱していた。
汗ばんでいる額を拭って氷を替えるように頼む。
膝枕をしながらソファに寝ていたベルジェはガバッと起き上がり、此方を見てから額の汗を拭っていた手を掴んだ。
「ベルジェ殿下……?」
「……ジュリエット嬢!聞いてくれッ」
「は、はい」
国宝級の顔面が目の前にあるが、なるべく表情を動かさないように頑張っていた。
荒く息を吐き出し胸元がはだけているベルジェの色気がダダ漏れである。
いかがわしい事を考えないようにと、視線をスススっと逸らすと、逃がさないと言わんばかりに反対側の手のひらが頬と顎に添えられる。
ヘーゼルの瞳はいつも右往左往しているのに、今日はバッチリと此方を真っ直ぐ見つめている。
また違った一面に戸惑うばかりだ。
「ーーージュリエット嬢ッ!!」
「は、はい」
「君が好きだ……!」
「…………!」
「大丈夫ですよ、お姉様。今日は楽しんで下さい」
今日の為に教会に通いまくり、成功を祈っていたルビーの行動を思い出していた。
彼女の念願が叶う日だろう。
そして相変わらずモイセスはモイセスで、ベルジェが心配なのか足を止めては振り返り、ルビーも心配そうに此方を見ては振り返る。
ルビーとモイセスを苦笑いしながら見送った。
そのまま侍女達に濡れタオルや水を持って来てくれたり、顔が真っ赤になってボーっとしているベルジェを介抱していた。
汗ばんでいる額を拭って氷を替えるように頼む。
膝枕をしながらソファに寝ていたベルジェはガバッと起き上がり、此方を見てから額の汗を拭っていた手を掴んだ。
「ベルジェ殿下……?」
「……ジュリエット嬢!聞いてくれッ」
「は、はい」
国宝級の顔面が目の前にあるが、なるべく表情を動かさないように頑張っていた。
荒く息を吐き出し胸元がはだけているベルジェの色気がダダ漏れである。
いかがわしい事を考えないようにと、視線をスススっと逸らすと、逃がさないと言わんばかりに反対側の手のひらが頬と顎に添えられる。
ヘーゼルの瞳はいつも右往左往しているのに、今日はバッチリと此方を真っ直ぐ見つめている。
また違った一面に戸惑うばかりだ。
「ーーージュリエット嬢ッ!!」
「は、はい」
「君が好きだ……!」
「…………!」