婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
リロイの特大の溜息と、ベルジェとモイセスの方をチラリと見ながら狼狽えるルビー。
キャロラインが苛立ちを押さえるように手を握り込み、拳をブンブン振り回しながらベルジェの元に行こうとするが、それを引き止めてから首を横に振った。
「一発ぶん殴らないと気が済みまないの!ジュリエット、離して頂戴ッ!!!」
「大丈夫よ……今日が終わったら、また元通りになるから。今日は楽しみましょう。ごめんなさい。こんな時に……」
その言葉と同時に気持ちを切り替える。
いつまでも落ち込んでいたら自分らしくないと思ったからだ。
「それよりもキャロラインとお揃いのドレス、どう?似合う?」
「わ、わたくしが選んだんですものッ!貴女に似合うに決まってますわ!!」
自信満々に言い切ったキャロラインは満足そうに腕を組んだ。
なんとか気を逸らせたようだ。
そして先程から山の様な令息達が此方を凝視している。
その視線の先には宝石のように輝いている美しいルビーの姿があった。
モイセスに選んでもらったルビーレッドのドレスは、白い肌によく映えている。
ルビーに身を寄せて小声で呟いた。
「今日はモイセス様から離れない方がいいですよ!皆、お姉様に話しかけようとウズウズしてますわ」
「え……?」
「ルビーはいつもの事だけど、ジュリエット……貴女も気をつけないとダメよ!!」
「えぇ、勿論」
「心配ないよ、キャロライン。僕がフォローするし、準備はもう出来てるから」
キャロラインが苛立ちを押さえるように手を握り込み、拳をブンブン振り回しながらベルジェの元に行こうとするが、それを引き止めてから首を横に振った。
「一発ぶん殴らないと気が済みまないの!ジュリエット、離して頂戴ッ!!!」
「大丈夫よ……今日が終わったら、また元通りになるから。今日は楽しみましょう。ごめんなさい。こんな時に……」
その言葉と同時に気持ちを切り替える。
いつまでも落ち込んでいたら自分らしくないと思ったからだ。
「それよりもキャロラインとお揃いのドレス、どう?似合う?」
「わ、わたくしが選んだんですものッ!貴女に似合うに決まってますわ!!」
自信満々に言い切ったキャロラインは満足そうに腕を組んだ。
なんとか気を逸らせたようだ。
そして先程から山の様な令息達が此方を凝視している。
その視線の先には宝石のように輝いている美しいルビーの姿があった。
モイセスに選んでもらったルビーレッドのドレスは、白い肌によく映えている。
ルビーに身を寄せて小声で呟いた。
「今日はモイセス様から離れない方がいいですよ!皆、お姉様に話しかけようとウズウズしてますわ」
「え……?」
「ルビーはいつもの事だけど、ジュリエット……貴女も気をつけないとダメよ!!」
「えぇ、勿論」
「心配ないよ、キャロライン。僕がフォローするし、準備はもう出来てるから」