婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
幼馴染ケンカップルは今までの我慢していた分まで愛を爆発させているようだ。
邪魔にならないように端へ移動しようとすると、漂う甘い薔薇の香り。
アイカが近付いてくるのが直ぐに分かった。
(ベルジェ殿下に此処で待っててと言われたけれど、大丈夫かしら……)
しかし、今しかチャンスはないだろうと足を進めた。
リロイや騎士達に合図を送りつつ、お手洗いに行くふりをして会場を抜け出すと、案の定……。
「ご機嫌よう、ジュリエット様。少々、宜しいかしら?」
「…………ご機嫌よう、アイカ様」
そう挨拶をした後、後ろから険しい顔をした令嬢達が取り囲むように身を乗り出した。
「たかが一回、ベルジェ殿下のパートナーになったからって、もう婚約者気取りなのかしら?」
「子爵令嬢如きが図々しくはなくって?本当、意地汚い女ね」
「そうそう。上手く取り入ったつもりでしょうけど、ルビー様を利用して、はしたないったらないわ」
「アイカ様が、ルビー様が可哀想だという言葉の意味が分かりましたわ!本当、許せませんわ」
「……ルビー様を利用してベルジェ殿下に近づく為にマルクルス様も利用するなんて」
「本当……ベルジェ殿下の同情を引いて、キャロライン王女殿下を利用してまでやる事かしら?」
「アイカ様もルビー様を憂いていたわ」
「…………」
邪魔にならないように端へ移動しようとすると、漂う甘い薔薇の香り。
アイカが近付いてくるのが直ぐに分かった。
(ベルジェ殿下に此処で待っててと言われたけれど、大丈夫かしら……)
しかし、今しかチャンスはないだろうと足を進めた。
リロイや騎士達に合図を送りつつ、お手洗いに行くふりをして会場を抜け出すと、案の定……。
「ご機嫌よう、ジュリエット様。少々、宜しいかしら?」
「…………ご機嫌よう、アイカ様」
そう挨拶をした後、後ろから険しい顔をした令嬢達が取り囲むように身を乗り出した。
「たかが一回、ベルジェ殿下のパートナーになったからって、もう婚約者気取りなのかしら?」
「子爵令嬢如きが図々しくはなくって?本当、意地汚い女ね」
「そうそう。上手く取り入ったつもりでしょうけど、ルビー様を利用して、はしたないったらないわ」
「アイカ様が、ルビー様が可哀想だという言葉の意味が分かりましたわ!本当、許せませんわ」
「……ルビー様を利用してベルジェ殿下に近づく為にマルクルス様も利用するなんて」
「本当……ベルジェ殿下の同情を引いて、キャロライン王女殿下を利用してまでやる事かしら?」
「アイカ様もルビー様を憂いていたわ」
「…………」