婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
普段から完璧王子と呼ばれて、優雅で落ち着いた様子のベルジェからは想像出来ない熱烈な告白と、激しく揺れ動くような感情の波。
周囲に居る人達は男らしくも荒々しいベルジェの姿に顔を赤らめたり、口を押さえたりしながら新たな一面に驚いているようだった。
「今のベルジェ殿下は……嫌いじゃありません」
「……!!!」
そう言うと胸元を押さえて、ふにゃりと安心するように笑ったベルジェを見て、思わず此方まで赤くなってしまった。
「…………良かったぁ」
そして照れからベルジェと目を合わせられなくなり俯きながら答えた。
「むしろ、ベルジェ殿下の気持ちが嬉しいです……!」
「!!?」
「あの、ありがとうございます」
「~~ッ、本当か!?」
立ち上がったベルジェに凄い勢いで肩を掴まれてコクリと控えめに頷いた。
告白を受けてから、ずっと考えていた。
自分は『ベルジェ』をどう思っているのか、と。
ベルジェと時間を共にしていく事で少しずつ、少しずつ彼に惹かれていたのだ。
それをルビーや他の令嬢、アイカが好きなのだと勘違いして、気持ちに線を引いていた。
けれどベルジェに好意がある事は確かだ。
(私は……ベルジェ殿下の事が)
ベルジェに抱き締められながらチラリとリロイの方を見る。
肩をすくめた彼と同じく、周囲にいる人達にも祝福されるように拍手されていた。
するとアイカは苛々した様子で口を開いた。
「どいつもこいつも見る目のない馬鹿ばっかりで……本当、嫌になるわ」
周囲に居る人達は男らしくも荒々しいベルジェの姿に顔を赤らめたり、口を押さえたりしながら新たな一面に驚いているようだった。
「今のベルジェ殿下は……嫌いじゃありません」
「……!!!」
そう言うと胸元を押さえて、ふにゃりと安心するように笑ったベルジェを見て、思わず此方まで赤くなってしまった。
「…………良かったぁ」
そして照れからベルジェと目を合わせられなくなり俯きながら答えた。
「むしろ、ベルジェ殿下の気持ちが嬉しいです……!」
「!!?」
「あの、ありがとうございます」
「~~ッ、本当か!?」
立ち上がったベルジェに凄い勢いで肩を掴まれてコクリと控えめに頷いた。
告白を受けてから、ずっと考えていた。
自分は『ベルジェ』をどう思っているのか、と。
ベルジェと時間を共にしていく事で少しずつ、少しずつ彼に惹かれていたのだ。
それをルビーや他の令嬢、アイカが好きなのだと勘違いして、気持ちに線を引いていた。
けれどベルジェに好意がある事は確かだ。
(私は……ベルジェ殿下の事が)
ベルジェに抱き締められながらチラリとリロイの方を見る。
肩をすくめた彼と同じく、周囲にいる人達にも祝福されるように拍手されていた。
するとアイカは苛々した様子で口を開いた。
「どいつもこいつも見る目のない馬鹿ばっかりで……本当、嫌になるわ」