婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
その後、ジュリエットは大きく息を吸ってからパンパンと気合いを入れるように頬を叩いた。
それから大声で「ヨシ!」という声が聞こえて、思わず笑ってしまった。
前向きな彼女が愛らしく映った。
考えている事が手に取るように分かってしまう……こんな令嬢は初めてだった。
「…………ふっ」
「ベルジェ殿下、どうしたのですか?」
「何か気になるものが?」
「ふふ、いや……何でもないよ」
周囲にいる令嬢達は微笑んだことをキッカケに嬉しそうに話しかけてくる。
しかし暫くは、可愛らしいジュリエットの姿を思い出しては元気を貰っていた。
最近はパーティーに楽しみが増えたせいか、いつもより景色が違って見える。
その事を帰りの馬車で近衛騎士でありリロイの兄でもあるモイセスに話していた。
ずっと幼い頃から側にいる彼を兄のように慕っていた。
「なんだか今日は嬉しそうだな」
「あぁ……最近、ある令嬢が気になっているんだ」
「……!そうか。国王陛下がお喜びになるな」
「いや、そういうのではないのだが……」
「??」
首を傾げているモイセスに、どう説明すればいいか考えていた。
「その御令嬢をみていると、胸が苦しくなったり、モヤモヤしたり…………上手く説明出来ないのだが、とても気になるんだ」
「…………!」
「こんな事、初めてでどうすればいいか……」
「ベルジェ……それは」
それから大声で「ヨシ!」という声が聞こえて、思わず笑ってしまった。
前向きな彼女が愛らしく映った。
考えている事が手に取るように分かってしまう……こんな令嬢は初めてだった。
「…………ふっ」
「ベルジェ殿下、どうしたのですか?」
「何か気になるものが?」
「ふふ、いや……何でもないよ」
周囲にいる令嬢達は微笑んだことをキッカケに嬉しそうに話しかけてくる。
しかし暫くは、可愛らしいジュリエットの姿を思い出しては元気を貰っていた。
最近はパーティーに楽しみが増えたせいか、いつもより景色が違って見える。
その事を帰りの馬車で近衛騎士でありリロイの兄でもあるモイセスに話していた。
ずっと幼い頃から側にいる彼を兄のように慕っていた。
「なんだか今日は嬉しそうだな」
「あぁ……最近、ある令嬢が気になっているんだ」
「……!そうか。国王陛下がお喜びになるな」
「いや、そういうのではないのだが……」
「??」
首を傾げているモイセスに、どう説明すればいいか考えていた。
「その御令嬢をみていると、胸が苦しくなったり、モヤモヤしたり…………上手く説明出来ないのだが、とても気になるんだ」
「…………!」
「こんな事、初めてでどうすればいいか……」
「ベルジェ……それは」