婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
「そういえば、ルビー様はまだ婚約者はおりませんわよね?」

「あぁ、それは……そうみたいだね。ルビー嬢には話したい事があるんだが、それでジュリエット嬢はマルクルスとどんな感じなのかな……?」

「ああ、失礼致しました。マルクルス様についてですわね!」

「え……?あぁ」

「マルクルス様はご自分が好きというか」

「そうですね……あとは自慢が多いというか自意識過剰というか」

「えぇ、それにずっとルビー様に付き纏って……!」

「ちょっと!そんな事を言ったらベルジェ殿下が気を揉んでしまうわ」

「それでジュリエット嬢は……っ」


ルビーの話ではなく、ジュリエットとマルクルスが今、どんな関係なのかを聞こうとしていたが、令嬢の一人が「そういう事ですわね!」と声を上げる。


「ベルジェ殿下は、ジュリエット様の事が気になるのですね」

「そうなんだ!それで……っ」

「ジュリエット様は、ずっとルビー様を嫌ってらしたものね」

「ルビー様に影響されない婚約者を探していらしたわ」
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