婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
「ウフフ、何でもありません!どんな令息もベルジェ殿下には敵いませんのでご心配には及びませんわ」
「その通りですわ!!」
「そうではなく、二人の関係を……!」
「では、私達はこの辺で」
「ベルジェ殿下、頑張って下さいませ」
「影がながら殿下の事を応援しておりますから……!」
「あっ……!」
令嬢達は顔を合わせて頷くと、そのままそそくさと去ってしまった。
結果的に二人の関係がどこまで進んでいるのかは分からないままだった。
しかしマルクルスがどんな令息かは掴むことが出来たが、周囲に参考になるような人間は居なかった為、首を傾げる結果になった。
(自分が好き、自慢をする……)
けれどいくらジュリエットが気になっている相手のことを知っても、自分がそうなれる訳ではない。
やはり姉であるルビーに聞くべきだろうと思い直した。
(早くルビー嬢にジュリエット嬢の事を聞こう。好きなものを聞いて、それをプレゼントに持っていくのはどうだろうか。いや……いきなりプレゼントは良くないのでは?あわよくば、さりげなくジュリエット嬢とお近付きに……!しかし、ちゃんと話せる自信が……。ああ、どうしてこんなに考える事が沢山あるんだ……!)
頭の中でグルグルと考えては思い悩んでは考えていた。
こんなにも答えが出ないのは初めての経験だった。
もどかしい感情に驚きはしたが、同時に嬉しくてとても楽しいと感じた。
「その通りですわ!!」
「そうではなく、二人の関係を……!」
「では、私達はこの辺で」
「ベルジェ殿下、頑張って下さいませ」
「影がながら殿下の事を応援しておりますから……!」
「あっ……!」
令嬢達は顔を合わせて頷くと、そのままそそくさと去ってしまった。
結果的に二人の関係がどこまで進んでいるのかは分からないままだった。
しかしマルクルスがどんな令息かは掴むことが出来たが、周囲に参考になるような人間は居なかった為、首を傾げる結果になった。
(自分が好き、自慢をする……)
けれどいくらジュリエットが気になっている相手のことを知っても、自分がそうなれる訳ではない。
やはり姉であるルビーに聞くべきだろうと思い直した。
(早くルビー嬢にジュリエット嬢の事を聞こう。好きなものを聞いて、それをプレゼントに持っていくのはどうだろうか。いや……いきなりプレゼントは良くないのでは?あわよくば、さりげなくジュリエット嬢とお近付きに……!しかし、ちゃんと話せる自信が……。ああ、どうしてこんなに考える事が沢山あるんだ……!)
頭の中でグルグルと考えては思い悩んでは考えていた。
こんなにも答えが出ないのは初めての経験だった。
もどかしい感情に驚きはしたが、同時に嬉しくてとても楽しいと感じた。