婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
(もしかしたら今のジュリエットの事を聞けるかもしれない……!あの噂を確かめたい!!)
ソワソワとした気持ちでいるとルビーと同じタイミングで言葉が重なった。
「今日、妹のジュリエット嬢は……」
「いつも一緒にいる騎士の方は……」
「「…………」」
何を言ったのかは聞き取れなかったが、照れながら俯くルビーの姿にハッとする。
カイネラ子爵達はあんなにも嬉しそうにしていたし、こうしてルビーは普段は応じない顔合わせに来てくれた。
(俺は……なんて事を)
サーッと波が引くように昂っていた気持ちが冷めていく。
ジュリエットの事を聞く為にルビーを利用しようとした事に、今更ながら罪悪感を感じていた。
よくよく考えてみると今までやろうとしていた行動には全く誠実さがないのではないだろうか。
このまま嘘をついたままではいけないと沈黙の中、静かに口を開いた。
「今回、此方から顔合わせを望んでおいて失礼な話なのだが、俺は……俺はジュリエット嬢について詳しく聞きたくて、君に連絡を取ろうとしたんだ。そしたら何故かこのような形に……」
ソワソワとした気持ちでいるとルビーと同じタイミングで言葉が重なった。
「今日、妹のジュリエット嬢は……」
「いつも一緒にいる騎士の方は……」
「「…………」」
何を言ったのかは聞き取れなかったが、照れながら俯くルビーの姿にハッとする。
カイネラ子爵達はあんなにも嬉しそうにしていたし、こうしてルビーは普段は応じない顔合わせに来てくれた。
(俺は……なんて事を)
サーッと波が引くように昂っていた気持ちが冷めていく。
ジュリエットの事を聞く為にルビーを利用しようとした事に、今更ながら罪悪感を感じていた。
よくよく考えてみると今までやろうとしていた行動には全く誠実さがないのではないだろうか。
このまま嘘をついたままではいけないと沈黙の中、静かに口を開いた。
「今回、此方から顔合わせを望んでおいて失礼な話なのだが、俺は……俺はジュリエット嬢について詳しく聞きたくて、君に連絡を取ろうとしたんだ。そしたら何故かこのような形に……」