婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
そんな時にテーブルを片付けに来た侍女達が「あっ……!」と声を上げる。
「ジュリエットお嬢様ッ!食べ過ぎですよ!!」
「だって美味しいんだもん~」
「ちょっと……!こんなに甘い物ばっかり食べていたら太りますよっ!?」
それと同時にジュリエットが「やば~」と言いながら走り出す。
「あっ……!ジュリエット」
そのままジュリエットは侍女から逃げるように走り去って行き、侍女達もジュリエットを追いかけていく。
一人取り残されてルビーはモイセスとジュリエットが過ごしていたテーブルを見つめていた。
空っぽのカップが二つ……それにあんなにも仲睦まじく話す様子を見て、今までにない苦しい気持ちが湧き上がってきて痛む胸元を押さえた。
(ジュリエットが羨ましい……)
マルクルスとのあの一件から、ジュリエットは付き物が取れたかのように明るく天真爛漫で愛嬌たっぷりの少女に生まれ変わった。
侍女達とも仲良さげに話している姿を最近ではよく見掛けていた。
以前は冷たい言葉や鋭い視線をずっと向けられていたのに、今では距離は感じるものの普通に話してくれるようになった。
それはとても喜ばしい事だったが、それと同時に何も変われずに、モイセスのまえでもダメダメな自分が嫌いになりそうだった。
「ジュリエットお嬢様ッ!食べ過ぎですよ!!」
「だって美味しいんだもん~」
「ちょっと……!こんなに甘い物ばっかり食べていたら太りますよっ!?」
それと同時にジュリエットが「やば~」と言いながら走り出す。
「あっ……!ジュリエット」
そのままジュリエットは侍女から逃げるように走り去って行き、侍女達もジュリエットを追いかけていく。
一人取り残されてルビーはモイセスとジュリエットが過ごしていたテーブルを見つめていた。
空っぽのカップが二つ……それにあんなにも仲睦まじく話す様子を見て、今までにない苦しい気持ちが湧き上がってきて痛む胸元を押さえた。
(ジュリエットが羨ましい……)
マルクルスとのあの一件から、ジュリエットは付き物が取れたかのように明るく天真爛漫で愛嬌たっぷりの少女に生まれ変わった。
侍女達とも仲良さげに話している姿を最近ではよく見掛けていた。
以前は冷たい言葉や鋭い視線をずっと向けられていたのに、今では距離は感じるものの普通に話してくれるようになった。
それはとても喜ばしい事だったが、それと同時に何も変われずに、モイセスのまえでもダメダメな自分が嫌いになりそうだった。