Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。
*
「ねぇ、一日中部屋に引きこもってるのも気分が晴れないじゃない。せめて、お城の中を散歩出来ないかしら?」
朝食の時に、私はメイドさんに訊ねてみた。
「では、ロザリー様にお伺いしてみます。」
それは期待が出来るとも出来ないともわからない返事だった。
お城の中を歩き回れるようになったら、あの部屋にも行ける。
そして、鏡に飛び込めば…
そんなことを心の中で考えながら、私は何気ないふりで朝食を続けた。
とにかく、何か手立てを考えないと。
このまま生贄になんてされてたまるもんですか!
しばらくすると、メイドさんが戻ってきた。
「少しなら出歩いても良いとのことです。」
やったね!
これで、あの部屋を確認出来る!
髪を結い上げられ、すごく滑らかな生地のドレスを着せられた。
いつ生贄にされるのかはわからないけど、それまでは至れり尽くせりってこと?
まぁ、確かに気分は悪くない。
ただの事務員から、王女様にでもなったような感じかな?
「では参りましょうか?」
「はい。」
ついに、この部屋を出られる!
って、まだ一日いただけだけど。
私は浮かれた気分で、部屋を出た。
「ねぇ、一日中部屋に引きこもってるのも気分が晴れないじゃない。せめて、お城の中を散歩出来ないかしら?」
朝食の時に、私はメイドさんに訊ねてみた。
「では、ロザリー様にお伺いしてみます。」
それは期待が出来るとも出来ないともわからない返事だった。
お城の中を歩き回れるようになったら、あの部屋にも行ける。
そして、鏡に飛び込めば…
そんなことを心の中で考えながら、私は何気ないふりで朝食を続けた。
とにかく、何か手立てを考えないと。
このまま生贄になんてされてたまるもんですか!
しばらくすると、メイドさんが戻ってきた。
「少しなら出歩いても良いとのことです。」
やったね!
これで、あの部屋を確認出来る!
髪を結い上げられ、すごく滑らかな生地のドレスを着せられた。
いつ生贄にされるのかはわからないけど、それまでは至れり尽くせりってこと?
まぁ、確かに気分は悪くない。
ただの事務員から、王女様にでもなったような感じかな?
「では参りましょうか?」
「はい。」
ついに、この部屋を出られる!
って、まだ一日いただけだけど。
私は浮かれた気分で、部屋を出た。