Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。




(え!?)



私、野宿した?
キャンプさえ行った事ないのに、良く野宿なんて出来たね。
自分で自分に驚いていた。



とりあえず、一日目はクリアした。
問題はこれからだ。



(あっ!)



ランプが付けっぱなしだった。
ヤバいなぁ。
油がだいぶ少なくなってる。



ランプを吹き消したら、けっこう暗かった。
もう夜は明けてるはずだけど、木が大きく枝を広げてるせいか、森の中は薄暗い。



(まずは……)



考えようとしたらお腹が鳴った。
そうだね。食べるものと飲むものをみつけなきゃね。
私はあたりを散策した。
似たような木が生い茂ってるばかりで、実がなってるものはない。
泉もみつからない。
そのせいか、動物もみかけない。
そのことは少しほっとはしたけど、嫌な想像が頭に浮かびそうになり、私は頭を振ってそれを振り払った。



焦っちゃダメだ。
数日食べなくても死ぬことは無い。
きっと、なんとかなるってば。



(うん、大丈夫!)



空元気を総動員して、私はさらに歩いて行った。
だけど、風景は少しも変わらない。
右を向いても左を見ても、木しかない。



(大丈夫だってば。そのうちきっと良いことが…あっ!)



少し離れたところに、私は洞窟のようなものをみつけた。
< 17 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop