Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。
「これ、起きるんじゃ。」

「……え」

まだ頭がぼんやりとしている中、私は、さっきのおばあさんに強引に体を起こされた。
おばあさん、けっこう力が強いね。



「さぁ、これを飲むんじゃ。」

私の目の前には、何やら得体の知れない緑色のドロドロしたものがあり、独特なにおいを発している。



「さぁ、さぁ。」

グラスが近付いて来るにつれ、においもさらに強烈に感じられた。
でも、私にはそれを拒む力もなくて、嫌々口の中に含んだ。



まずい!
とにかくすごくまずい。
でも、水分を摂ったのは久しぶりだから、どこか心地好いような気もする。
なんだか力が出て来るような…



「そうそう。しっかり飲み干すんじゃ。」

「う、うう…」

必死だった。
喉の筋肉を必死で動かして、どうにか全部飲み干した。



「よしよし。これでもう大丈夫じゃ。」

おばあさんが微笑んでる顔を見たのを最後に、私の記憶は途絶えた。
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