Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。
「魔の森にはちょうど行こうと思ってたところじゃ。
よし、では行こう。」

おばあさんは、女性の手を握って空気の中に掻き消えた。



え?
私はお留守番?



そう思ってたら、おばあさんがまた現れて、私の手を取った。



「わっ!」

そこは魔の森だった。
女性もいたから、3人で森の中を移動する。



「良いか、今日はこの葉じゃ。
とにかくたくさん採るんじゃ。」

「はい。」

「わしはちょっと向こうに行ってくる。」

え?大丈夫なの?
迷わないのかな?



私がおばあさんの後ろ姿を見ている間も、女性は黙々と葉を摘んでいた。



「あ、あの…お名前をお訊ねして良いですか?」

「ジョゼットです。あなたは?」

「私は梓です。中川梓。」



あれ?
もしかして、私、この世界に来てから初めて名前を聞かれたかも。



「梓…変わっているけど、良い響きですね。」



変わってはないと思うけど、一応、褒められたから良いか。



「ジョゼットさんは、おばあさんのお知り合いなんですか?」

「私は孫です。」

えっ!?そうなの?



「じゃあ、あなたも魔法使いなんですか?」

「いいえ。私は人間です。
だから、おばあさんとは疎遠になってしまって…」

え?どうして?
人間だと何か問題でもあるの?
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