Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。
「あ、あの…ジョゼットさんが人間だと何か問題でもあるんですか?」

私が訊ねると、ジョゼットさんは怪訝な顔をした。



「あ、信じられないかもしれませんが、私、ここの者じゃないもので。」

言った後でまずかったかな?と思った。
ジョゼットさんの瞳が一瞬大きくなったから。



「あ、あの、いろいろ事情があるというかなんというか…」

「言いたくないことは言わなくて良いですよ。」

ジョゼットさん、優しいな。
私だったら、根掘り葉掘り訊いてしまいそうなのに。



「魔法使いと人間はまず寿命の長さが違います。
それに、魔法使いはどこか人間を馬鹿にしているところがあります。
ですから、魔法使いが人間と結婚することは滅多にありません。
しかも、私は魔法の血を全く引き継がずに生まれてしまいましたから。」

そうなんだ。
魔法使いと人間はそんなに寿命が違うんだ。
きっと、魔法使いの方が寿命が長いんだね。
なんでも出来る魔法使いから見たら、人間なんてつまらない存在に見えるのかな?



「魔法使いは、年々少なくなっています。
だからこそ、数を増やすためにも、人間なんかと一緒になってはいけないと、たいていの魔法使いはそんな風に思ってます。」

だから、おばあさんと疎遠になったんだ。
この世界にもいろいろと問題はあるんだね。
ジョゼットさん、なんだか可哀想。
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