Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。
あ、もしかしたら、いろんなことを学ばせて、貴族の妻にさせようと思ってるとか?
綺麗なだけじゃなくて、いろんなことが出来るとなったら、そりゃあ、良い条件の結婚が出来るよね。



(あ……!)



分かったよ。
多分、反対だ。
ジョゼットさんは、魔法使いと人間の間に生まれた子だよ。
そのハンデを払い除けるために、お母さんはジョゼットさんにいろんなことを学ばせたんだ。
ジョゼットさんが、引け目を感じないように。



(お母さん、本当にジョゼットさんのことを大切に想ってるんだね。)

そう思ったら、胸がじんわりと熱くなった。



「梓さん…どうかなさいましたか?」

「え?あぁ、別に。
あ、それで、お母さんのご加減は?」

「あまり良くありません。
魔法医に診せたいのですが、それにはかなりのお金がかかります。
そのせいかと思うんですが、母は診察は受けたくないと言うんです。
自分の体のことは、自分が一番わかるって言って…」

「さっき、魔法病って言われてましたよね。
魔法病って、どんなものなんですか?」

「魔法使いだけがかかる病気です。
いろいろな症状があるみたいですが、母の場合は魔法が使えなくなったのです。」

え!それはかなり困るだろうね。
魔法使いが魔法を使えなくなるなんて、精神的にもやられそう。
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