Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。




「じゃあ、行ってくるからな。」

「はい、行ってらっしゃい。」



昼過ぎに帰って、少し遅い昼食を食べてから、おばあさんとジョゼットさんは、イザベラさんの家に向かった。
私はひとりでお留守番。
なんだか心細い。



(大丈夫、大丈夫。
顔も変わってるんだし、何の心配もない!)



私が魔の森で餓死したかどうかなんて、確認のしようがないんだから、死んだと思われてるに違いない。
だから、追っ手が来ることもない。
それに、このおばあさんの家が魔の森からどのくらい離れてるかもわからないけど、たまたまここに追っ手が来ることなんて有り得ないんだから。



やっぱり、魔の森でのことはもはやトラウマになってるね。
あんな怖い体験したんだから、当然だよ。



私は、部屋に戻り、ベッドに寝転んだ。
ここには、スマホもテレビもゲームもない。
暇を潰すには昼寝くらいしかない。



あぁ、いたた。
今頃になって、足腰が痛くなってきた。
二日続けて、薬草摘みやったからね。
事務もずっとパソコン触ってるから、肩や腰は痛くなってたけど、それとは少し違う痛みだ。
考えてみたら、私、死にかけてたわけだから、病み上がりも良いとこよね。
それなのに、ちょっと無理したかも。
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