Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。
眠ろうと思ったけど、なかなか眠れなかった。
一番、頭に残ってるのは、ジョゼットさんの指のこと。
一体、どうしたんだろうなぁ。



夕方になっても、おばあさんは帰って来なかった。
台所に行ってみたら、たくさんの野菜をみつけた。
スパイスなのか、調味料なのか、よく分からない小瓶が壁一面に並んでいた。
まな板とナイフもある。
鍋やフライパンも。
野菜炒めでも作ろうか?
もう少し待った方が良いかな?



一応、節約のために自炊はしてたけど、凝ったものは作れない。
単に、煮るか焼くかだ。
そんなもので良かったら、作るけど。



迷っていると、居間で物音がした。
行ってみると、おばあさんが戻っていた。



「おかえりなさい。」

「すぐに夕飯の準備をするからな。」

「私も手伝います。」

私がそう言うと、おばあさんは驚いたような顔をした。



「……そうかい。じゃあ、頼むよ。」



私はおばあさんの指示通りに動いた。
それ程難しいことは言われなかったから。



「おまえさん、薬草摘みは下手じゃが、料理は出来るんじゃな。助かったよ。」

良かったよ。
嫌々ながらでも、毎日自炊していたことが役に立ったよ。
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