Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。




「じゃあ、頼んだぞ。
わしもなるべく早く来るつもりじゃ。」

「はい、おばあさんも気を付けて。」



次の日の朝、私はイザベラさんの家に向かった。
おばあさんは、私を運ぶとそのまま、どこかへ消え去った。



「こんにちは。」

扉を叩くと、すぐにジョゼットさんが出て来てくれた。
イザベラさんの家も、おばあさんの家と同じくらいの小さめの家だ。



「ジョゼットさん、おはようございます。
私、おばあさんに頼まれて…」

「話は聞いてます。
梓さん、来て下さってどうもありがとうございます。」

「たいしたことは出来ませんが、精一杯頑張ります。」

「ご迷惑をおかけして、申し訳ありません。
まずはこちらへ。」

通されたのは、日当たりの良い小部屋だった。



「この部屋を使って下さい。
ここが一番マシなので。」

「あ、ありがとうございます。」

私が持って来たのは、おばあさんがもたせてくれた、肌着とエプロンだけ。
今、着ている地味な服はおばあさんがくれたものだ。
私が着ていたドレスはボロボロだったから、助けてもらった日に着替えさせてもらった。



「では、早速…」

私はエプロンをかけた。
それだけで、妙にやる気が出る。
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