Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。
「梓さんは、私にとって初めてのお友達なんです。
しかも、うちの窮地を救って下さった恩人です。
これもすべてはあなたが生きていて下さったからです。
どうか、これからも仲良くして下さいね。」

「ジョゼットさん…」



そうか、ジョゼットさんは今まで友達もいなかったんだね。
それは寂しかっただろうね。
私はジョゼットさんが好きだし、出来ることならずっと仲良くしたい。



でも、私は帰らないといけない。
元の世界に。



だけど、やっぱり今はそんなこと言えないよ。
ジョゼットさんを悲しませたくない。



「こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。」

私にはそう言うしか無かった。
そして、この世界にいる間は、出来る限り、ジョゼットさんと仲良くしたいと思った。



「ありがとうございます。梓さん。」

「私にとっても、ジョゼットさんは初めての友達ですよ。」

「でも、異界ではお友達がいたのでしょう?」



私は返事に困ってしまった。
確かにいたこともある。
でも、そんなに親しい付き合いじゃなかった。
だから、旅行だって、一人で参加したんだよ。



なんでだろう?
私、そんなに人見知りでも無かったはずなのに。
他人と付き合うより、一人の方が楽だって思ってた。



だけど、ジョゼットさんは違う。
事情が特殊だったからかもしれないけど、煩わしいなんて思わなかったし、そういえば、会ったその日から、ジョゼットさんのために何かしてあげたい気分になったのも不思議だな。
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