Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。
「私はイザベラさんについてあんまり知りませんから、そのあたりのことはわかりませんが、人それぞれ、悩みはあるんじゃないですか?」

「確かに、誰しも悩みはあろう。
じゃが、魔法が使えなく、寝たきりになる程、深い悩みがある者はそう多くはないんじゃないか?
たいていの者は、たいしたことのないつまらん悩みなんじゃなかろうか?
そう考えると、イザベラにそんな深い悩みがあるとは思えんのじゃが…」

「でも、おばあさんとイザベラさんは疎遠だったのでしょう?
そしたら、なにかあってもわからないかもしれませんよ。」

「確かに、そうじゃな…」

おばあさんは、食事をする手を止めて、ゆっくりと頷いた。



「イザベラさんとは、そんなにお付き合いがなかったのですか?」

「あぁ。人間の子を宿したと聞いて、少し揉めてな。
それからずっと会わず、ジョゼットが10歳くらいの時に会って、その次が今回じゃ。」



うわ~…
それはかなりの疎遠だね。
そんなに会ってなかったら、いくら親子でも、知らないことはありそうだよ。



でも、一体どんな悩みなんだろう?
メンタルの病気になってしまう程の深い悩みって。
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