Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。
「えっ!?でも、王子は王様を庇おうとして、指をなくされたんですよね?」

「そうじゃ。それでも、だめなもんはだめなんじゃ。
王妃様はたいそう悲しまれ、王子が廃位されてしばらくして亡くなられた。」

「え!?でも、その後二人の王子がいたのでは?
その人達は流行病で亡くなられたんですよね?」

「二人の王子の母親は後添えじゃ。」

なるほど。そういうことか。
ジョシュア王子が廃位され、悲しみのあまり、王妃が亡くなったから、新しく王妃を迎えたんだね。
で、その王妃もまた亡くなったんだ。
子供の死は、やっぱりきついんだろうなぁ。



「考えてみたら、チャールズという大臣がいたよ。
チャールズは、国王にジョシュア王子を貴族の元で育ててもらうとでも言って、そして、魔の森に捨てたんだよ。
サマンサ王妃を連れて来たのもチャールズらしいから、何らかの企みがあったのかもしれないね。」

その時、ジョゼットさんの様子がおかしいことに気が付いた。
頭を抱えて、俯いて震えている。



「ジョゼットさん!大丈夫ですか!?」

ジョゼットさんは、低い声で唸り、大きな声を上げた。
ジョゼットさんは汗びっしょりで、肩で息をしていた。



「ジョゼット、まさか……」

ジョゼットさんはゆっくりと頷いた。



「……思い出しました。」


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