Forbidden Love~どうか私に鏡を下さい。
「だったら、仕方がないじゃないですか。」

「仕方ないで済ませられることでしょうか?
母上は、私のせいで…」

「だから、そうじゃありませんってば。
もしもこの件があなたではなく私のことだったとして、私が、王妃様の死を自分のせいだって自分を責めてたら、ジョゼットさんはどう言いますか?」

「それは……」

ジョゼットさんは唇を噛み締める。



「梓さん…ありがとうございます。」

私が言いたいこと、わかってくれた…のかな?



「ジョゼットさんがそんな風に苦しんでたら、王妃様はきっと悲しまれます。
イザベラさんだってそうです。
こんな大変なことがあったんですもん。
なかなか難しいかもしれませんが、落ち込んじゃだめですよ。」

「……梓さんは、本当に優しい方ですね。」

「そんなことありません。」

そうだよ。
今だって、本当は鏡のことをお願いしに来たんだよ。
雰囲気的にちょっと今は言いにくくなってしまったけど。



「この先、私が男の姿になっても、変わらず友達でいて下さいますか?」

「もちろんです。性別なんて関係ありません。
見た目が変わっても、ジョゼットさんはジョゼットさんなんですから。」

「ありがとうございます。」

ジョゼットさんは、私の手を握りしめた。
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