天涯孤独となったはずなのに幸せに溢れています
彼がドアを開け、私を中へ入れてくれる。
名前を告げると窓際の半個室へ案内された。
十分なほどにイルミネーションが見え、私は窓に食い入るように外を眺めた。
「ほらほら、オーダーしてしまおう」
ハッとして着席した私に彼はクスクスと笑っていた。
「連れてきて良かったと本心から思うよ。こんな可愛い茉莉花が見れるならまた連れて行きたくなるな」
恥ずかしくなり私はメニューで顔を隠してたが向こうでまだクスクスと笑う声が聞こえてきた。
「どうしようか、このおすすめコースにしてもいいか?飲み物だけ決めようか」
啓介さんはワイン、私はサングリアを頼んだ。
メニューを閉じると正面に啓介さんの顔があった。
イルミネーションを楽しむ意味もあるのか少し暗めな照明で落ち着いた雰囲気のお店だ。
テーブルにランプが置かれ、大人な感じがした。少しだけ背伸びをしたような、そんな気がした。
「疲れた?」
「ううん。でも人の多さに驚きましたね。こんなに綺麗なんだもん。みんなが見たくなるのも分かりますね」
「そうだな。圧倒される荘厳な雰囲気だよな」
「啓介さんは疲れた?」
私が尋ねると、彼はくしゃっと笑い「全く」と言った。
「こんなに楽しいんだ。疲れなんかないさ。夜はまだ長いしな」
ん?
思わず彼の顔を見るととても楽しそうな顔をしていた。
もしかして……そう考えると胸が高鳴り始めた。
名前を告げると窓際の半個室へ案内された。
十分なほどにイルミネーションが見え、私は窓に食い入るように外を眺めた。
「ほらほら、オーダーしてしまおう」
ハッとして着席した私に彼はクスクスと笑っていた。
「連れてきて良かったと本心から思うよ。こんな可愛い茉莉花が見れるならまた連れて行きたくなるな」
恥ずかしくなり私はメニューで顔を隠してたが向こうでまだクスクスと笑う声が聞こえてきた。
「どうしようか、このおすすめコースにしてもいいか?飲み物だけ決めようか」
啓介さんはワイン、私はサングリアを頼んだ。
メニューを閉じると正面に啓介さんの顔があった。
イルミネーションを楽しむ意味もあるのか少し暗めな照明で落ち着いた雰囲気のお店だ。
テーブルにランプが置かれ、大人な感じがした。少しだけ背伸びをしたような、そんな気がした。
「疲れた?」
「ううん。でも人の多さに驚きましたね。こんなに綺麗なんだもん。みんなが見たくなるのも分かりますね」
「そうだな。圧倒される荘厳な雰囲気だよな」
「啓介さんは疲れた?」
私が尋ねると、彼はくしゃっと笑い「全く」と言った。
「こんなに楽しいんだ。疲れなんかないさ。夜はまだ長いしな」
ん?
思わず彼の顔を見るととても楽しそうな顔をしていた。
もしかして……そう考えると胸が高鳴り始めた。