悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
こうしてリュートが沢山褒めてくれるのもプラスになっているのだろう。
それにしてもトリニティの言葉で、引っ掛かったものがあった。
『あの、以前一緒に居た方は……今日は一緒ではないのですか?』
『顔合わせの際にダリル殿下の側に居たマーベルという……』
何故、トリニティはわざわざあんなことを言ったのだろうか。
どんなに記憶を遡っても『マーベル』を思い出せない。
全く覚えていないのだ。
トリニティと自分との記憶が違うのかが疑問だった。
「……リュート」
「何でしょう」
「リュートは『マーベル』を知っているか?」
「…………何故、その名を」
「やはり知っているのか? 僕だけ記憶がないみたいなんだ」
「ダリル殿下、答えてくださいっ! どこでその名を!?」
言葉を被せるようにして、リュートが問いかける。
いつも笑顔でいるリュートの初めて見る真剣な表情に驚いていた。
「今日、パーティーでトリニティ様に聞いたんだ」
「ーーー!?」
「リュート……?」
「まさか、そんな……でも何故」
「どうしたんだ」
「いえ、何でもありません。これは私の問題ですから」
それにしてもトリニティの言葉で、引っ掛かったものがあった。
『あの、以前一緒に居た方は……今日は一緒ではないのですか?』
『顔合わせの際にダリル殿下の側に居たマーベルという……』
何故、トリニティはわざわざあんなことを言ったのだろうか。
どんなに記憶を遡っても『マーベル』を思い出せない。
全く覚えていないのだ。
トリニティと自分との記憶が違うのかが疑問だった。
「……リュート」
「何でしょう」
「リュートは『マーベル』を知っているか?」
「…………何故、その名を」
「やはり知っているのか? 僕だけ記憶がないみたいなんだ」
「ダリル殿下、答えてくださいっ! どこでその名を!?」
言葉を被せるようにして、リュートが問いかける。
いつも笑顔でいるリュートの初めて見る真剣な表情に驚いていた。
「今日、パーティーでトリニティ様に聞いたんだ」
「ーーー!?」
「リュート……?」
「まさか、そんな……でも何故」
「どうしたんだ」
「いえ、何でもありません。これは私の問題ですから」