悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
「そういえば前にケリーが睨み合っていた『マーベル』って人、ダリル殿下の側から居なくなったみたいなの」
「あの、いけすかない目つきの鋭い男ですか!?」
「ケリーは覚えてるのね……でもダリル殿下は覚えてなかったわ」
「え……?」
「その代わりに『リュート』という人が側に居るみたいで……」
「ーーーーリュート!?」
突然、リュートの名前を呼んだケリーに驚いてしまう。
「もしかして、ケリーの知り合い……?」
「……いえ、よく分かりませんが、一瞬、何かを思い出しかけたような」
「そうなの……? なら今度会ってみたら?」
「そんな事をしたらお嬢様だってダリル殿下と会うことになりますよ? いいんですかぁ?」
「…………ダメね」
「ほらぁ!」
ケリーに淹れてもらった紅茶を飲みながら溜息を吐いた。
「何か良い案はないかしら」
「ケリーはこのままでいいと思いますけどぉ」
「もう……! そんなこと言わずに考えてよ。ケリーは恋愛経験豊富でしょう?」
「ケリーに恋愛経験はないですよ?」
「冗談は置いといて、わたくしの今後の身の振り方の話をしましょう!」
「えっとぉ、トリニティ様は今日、デュラン殿下とお知り合いになったんですよねぇ?」
「えぇ、ケリーに習った『必殺技』でお友達になって頂いたわ! 完璧だったけれど二人共、ポカンとしていたのが気になって……」
「…………」
「…………」
「それは……お嬢様が可愛すぎたのでは?」
「あ、やっぱり……? わたくしもそう思ってたのよ! 可愛すぎるのも罪よねぇ。流石ケリー、よく気付いたわね!」
「ふふん! ケリーは完璧なのです」
「あの、いけすかない目つきの鋭い男ですか!?」
「ケリーは覚えてるのね……でもダリル殿下は覚えてなかったわ」
「え……?」
「その代わりに『リュート』という人が側に居るみたいで……」
「ーーーーリュート!?」
突然、リュートの名前を呼んだケリーに驚いてしまう。
「もしかして、ケリーの知り合い……?」
「……いえ、よく分かりませんが、一瞬、何かを思い出しかけたような」
「そうなの……? なら今度会ってみたら?」
「そんな事をしたらお嬢様だってダリル殿下と会うことになりますよ? いいんですかぁ?」
「…………ダメね」
「ほらぁ!」
ケリーに淹れてもらった紅茶を飲みながら溜息を吐いた。
「何か良い案はないかしら」
「ケリーはこのままでいいと思いますけどぉ」
「もう……! そんなこと言わずに考えてよ。ケリーは恋愛経験豊富でしょう?」
「ケリーに恋愛経験はないですよ?」
「冗談は置いといて、わたくしの今後の身の振り方の話をしましょう!」
「えっとぉ、トリニティ様は今日、デュラン殿下とお知り合いになったんですよねぇ?」
「えぇ、ケリーに習った『必殺技』でお友達になって頂いたわ! 完璧だったけれど二人共、ポカンとしていたのが気になって……」
「…………」
「…………」
「それは……お嬢様が可愛すぎたのでは?」
「あ、やっぱり……? わたくしもそう思ってたのよ! 可愛すぎるのも罪よねぇ。流石ケリー、よく気付いたわね!」
「ふふん! ケリーは完璧なのです」