悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
二人で手を叩き合っている時に、ふとケリーがある疑問を口にする。
「でもぉ……お嬢様は何故そんなにダリル殿下を嫌がるのですか?」
「嫌がっている訳ではないけど……なんとなく」
『私は乙女ゲームの悪役令嬢で、ヒロインが出てくるとダリルはヒロインに心惹かれるので違う人と婚約して最短ルートでシナリオから退きたかった』と言えたのなら、どれだけ楽だったろう。
ケリーにどう説明するかを迷っていると、顎に手を当てて首を捻ったケリーが驚くべき事を呟いた。
「うーん……なら、好きな人をデュラン殿下にするのは如何ですか? 一目惚れって事で!」
「……!」
「ケリー的には、あんまりオススメはしませんけどねぇ……って、お嬢様、聞いてますかぁ?」
「…………素晴らしい案だわ」
「でもオススメはしませんからぁ!」
確かにデュランが好きという事にすれば、ダリルは諦めてくれるかもしれない。
ヒロインが出てくる学園を卒業するくらいまでならば、乗り切ることが出来るかもしれないと思ったからだ。
「ケリー……貴女」
「……お嬢様」
ケリーと真剣に向き合って頷いた。
「でもぉ……お嬢様は何故そんなにダリル殿下を嫌がるのですか?」
「嫌がっている訳ではないけど……なんとなく」
『私は乙女ゲームの悪役令嬢で、ヒロインが出てくるとダリルはヒロインに心惹かれるので違う人と婚約して最短ルートでシナリオから退きたかった』と言えたのなら、どれだけ楽だったろう。
ケリーにどう説明するかを迷っていると、顎に手を当てて首を捻ったケリーが驚くべき事を呟いた。
「うーん……なら、好きな人をデュラン殿下にするのは如何ですか? 一目惚れって事で!」
「……!」
「ケリー的には、あんまりオススメはしませんけどねぇ……って、お嬢様、聞いてますかぁ?」
「…………素晴らしい案だわ」
「でもオススメはしませんからぁ!」
確かにデュランが好きという事にすれば、ダリルは諦めてくれるかもしれない。
ヒロインが出てくる学園を卒業するくらいまでならば、乗り切ることが出来るかもしれないと思ったからだ。
「ケリー……貴女」
「……お嬢様」
ケリーと真剣に向き合って頷いた。