悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
「貴女、ほんっとに天才すぎるわ!」
「えへへ、それ程でもあります」
「その作戦でいくわ! となれば早速、デュラン殿下にコンタクトを取りましょう。協力者を作ってこの危機を乗り換えるわよッ!」

手をあげてクルクルと回っていると、ケリーが残酷な現実に気付く。

「でも、デュラン殿下は『いいよ』って言ってくれますかねぇ?」
「!?」
「それにケリーデータによりますと、デュラン殿下は大人びていて色っぽい御令嬢が好みなようですよ?」
「ーーーなんですって!?」
「なのでお嬢様にはちょっと……」
「色気……そんなものを求められても、わたくしには……!」
「そうなりますねぇ、今までも色気たっぷりの御令嬢と交友を重ねているようです」
「くっ……わたくしが唯一、苦手としているジャンルだわ」
「もしかすると、必殺技も効きにくいかもしれません……!」
「…………嘘でしょう!?」
「ですが、ケリーにお任せくださいッ」
「さすがケリーね!」

ケリーとの作戦会議は夜遅くまで続いた。
(速攻でアポ取って、速攻で決めてやるわ!)
気合い十分でベッドに入って眠りについたのだった。
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