悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
ーーー数日後

「……という訳で、わたくしの好きな人になって下さいませ!」
「嫌だ」
「わたくしの婚約者に……っ」
「無理だ」
「デュラン殿下しか適役は居ません!」
「面倒事に俺を巻き込むな」
「うっ……!」
「王族相手に断りきれないお前の立場は分かるが、嘘は良くねぇ」
「……」
「……」
「はい…………その通りです」

デュランの言葉がナイフのようにグサグサと刺さっていく。
何も反論が出来ない。情けなすぎて意気消沈中である。
そして、やはりケリーの言う通りになってしまった。
大体、ケリーが否定的な意見を言う時は、大体こうなるのだ。
ズーンと落ち込んでいる姿を見て、デュランは喉を鳴らしながら笑っている。

「お前、これから苦労するな」
「苦労しっぱなしですわ……!」
「ふ、ははっ……!」
< 108 / 250 >

この作品をシェア

pagetop