悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
(いや、ちょっと待てよ……ダリル殿下の都合で婚約破棄した場合って慰謝料とか貰えるんじゃない!? だってダリル殿下が心変わりしても、わたくしがヒロインに手を出さなければ此方に非はないもの!!)

そしたら、その後も自由になる事が出来るし、金も貰える。
(そうよ……! 契約書を書いてもらいましょう!)
問題が先延ばしになってしまうが、今ここでダリルの申し出をそのまま受けるよりはマシだろう。
こうなってくると、逆に婚約していた方がいいのではと思えてくる。
けれど契約してしまえば、もしヒロインがダリルを選ばなかった場合は、腹を括って結婚しなければならないのだろうか。
ダリルは理想の男に努力しようとしてくれるのだから悪い条件では無いのか……!? 
(性格は置いといても、イケメンでお金持ちという条件も満たしている……というか将来そうなることを知っているだけだけど。いや……そんな甘い話を鵜呑みにして今まで痛い目を見てきたじゃない!)
トリニティの脳内では激しい戦いが繰り広げられていた。
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