悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
「……ダリル殿下って、身長が高くてイケメンで包容力があって、家族を大切にして、思いやりがあって、いつも明るくて笑顔が爽やかで、スポーツ万能で、頭が良くて、お金持ちで、わたくしを海のように広い心で優しく見守ってくれる一途な男らしい素敵な男性を目指しているのですよね?」
「はい、貴女を大切にして幸せにしたいとそう思っていますよ?」
「わたくしは……」
にっこりと笑みを浮かべているダリルの言葉に絆されかけていた。
その笑顔が真っ黒だという事にも気付かずに……。
何よりヒロインを虐めずに『慰謝料』をブン取れば、後々好きなことが出来るという考えが頭をよぎったことが決め手となった。
こうなった以上、潔く『最短ルート』は諦めようではないか。
長期戦に突入したからには自分がどれだけ得が出来て、楽しい人生を送れるかに重きを置いて努力しなければならない。
熱烈過ぎるダリルの言葉に気持ちが傾きつつあった。
ゲームのキャラクターの『ダリル』とは明らかに違うからだ。
今のダリルならば、もしかしたら……。
(わたくしなら大丈夫……! 上手くやれるわ)
そして「わかりました、婚約致しましょう。婚約を破棄した場合の慰謝料も明記して下さい」と言おうとした時だった。
「ーーーちょっと待て」
「はい、貴女を大切にして幸せにしたいとそう思っていますよ?」
「わたくしは……」
にっこりと笑みを浮かべているダリルの言葉に絆されかけていた。
その笑顔が真っ黒だという事にも気付かずに……。
何よりヒロインを虐めずに『慰謝料』をブン取れば、後々好きなことが出来るという考えが頭をよぎったことが決め手となった。
こうなった以上、潔く『最短ルート』は諦めようではないか。
長期戦に突入したからには自分がどれだけ得が出来て、楽しい人生を送れるかに重きを置いて努力しなければならない。
熱烈過ぎるダリルの言葉に気持ちが傾きつつあった。
ゲームのキャラクターの『ダリル』とは明らかに違うからだ。
今のダリルならば、もしかしたら……。
(わたくしなら大丈夫……! 上手くやれるわ)
そして「わかりました、婚約致しましょう。婚約を破棄した場合の慰謝料も明記して下さい」と言おうとした時だった。
「ーーーちょっと待て」