悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
(兄としては、止めるべきなのだろうか……)
どうやら理想の男性像に近付くまでは、暫くはトリニティに会うのは避けるらしく、作戦を練っては楽しそうに話していた。
そんな時だった。
不思議なことにデュランも知らない間に、マーベルは周囲の記憶から消えていた。
勿論、ダリルの記憶からもだ。
何かがおかしい。
しかし思い出そうとすると霧に覆われたように記憶が霞むのだ。
その代わりに『リュート』という男がやってきて何事もなかったようにマーベルの位置に収まった。
周囲もそれを当然のように受け入れている。
ダリルは不安や嫉妬の感情がなくなったのか、自信のなさも消極的な態度もなくなり次々に新しいことに挑戦するようになったのだ。
同じようにダリルの母親である王妃も、今までの事が嘘みたいに自然なものへと戻っていく。
あれほどまでに自分を憎み、邪険に扱っていたのに……。
まるで憑き物が落ちたようだと思った。
そしてダリルと同じようにマーベルの記憶はなくなり、有耶無耶になっているようだ。
(マーベルは……いや、まさか)
どうやら理想の男性像に近付くまでは、暫くはトリニティに会うのは避けるらしく、作戦を練っては楽しそうに話していた。
そんな時だった。
不思議なことにデュランも知らない間に、マーベルは周囲の記憶から消えていた。
勿論、ダリルの記憶からもだ。
何かがおかしい。
しかし思い出そうとすると霧に覆われたように記憶が霞むのだ。
その代わりに『リュート』という男がやってきて何事もなかったようにマーベルの位置に収まった。
周囲もそれを当然のように受け入れている。
ダリルは不安や嫉妬の感情がなくなったのか、自信のなさも消極的な態度もなくなり次々に新しいことに挑戦するようになったのだ。
同じようにダリルの母親である王妃も、今までの事が嘘みたいに自然なものへと戻っていく。
あれほどまでに自分を憎み、邪険に扱っていたのに……。
まるで憑き物が落ちたようだと思った。
そしてダリルと同じようにマーベルの記憶はなくなり、有耶無耶になっているようだ。
(マーベルは……いや、まさか)