悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
「トリニティ様がもし誰かを好きになってしまったら……そう思うと怖くて堪らない。こんな浅ましい気持ちになるなんて……」
「それはトリニティが決める事だ。相手の意思を尊重するなら自分の欲を飲み込め」
「頭では分かっています…………こんなの僕らしくないって。でももしも、兄上が僕の邪魔するなら容赦なく潰しますから」
「まぁ……可愛い弟に、潰されるのなら悪くはないな」
「……!」
「…………」
「兄上……ごめんなさい。本当はそんなこと思っていませんから!」
「……知ってるよ。冗談だ」
心配そうに此方を見ているダリルの頭を優しく撫でた。
まるで必死に宝物を取られまいと虚勢を張る子供のようだ。
大人びて見えても、まだまだ心は幼いのだろう。
「僕の何がいけないんでしょうか……? 好意を伝えようとする程、トリニティ様の心は離れていく気がするんです」
「ダリル……俺もお前が幸せになれるように協力してやるから。あとは時間を掛ける事だ。トリニティには時間が必要だ。その間に出来る事を考えればいい」
「はい……!」
「よし、いい子だ」
「子供扱いしないで下さいっ」
「まだまだ子供だろう?」
「なっ……! 兄上だって」
「はいはい……兎に角、大丈夫だから。落ち着いて頭を冷やせ」
「それはトリニティが決める事だ。相手の意思を尊重するなら自分の欲を飲み込め」
「頭では分かっています…………こんなの僕らしくないって。でももしも、兄上が僕の邪魔するなら容赦なく潰しますから」
「まぁ……可愛い弟に、潰されるのなら悪くはないな」
「……!」
「…………」
「兄上……ごめんなさい。本当はそんなこと思っていませんから!」
「……知ってるよ。冗談だ」
心配そうに此方を見ているダリルの頭を優しく撫でた。
まるで必死に宝物を取られまいと虚勢を張る子供のようだ。
大人びて見えても、まだまだ心は幼いのだろう。
「僕の何がいけないんでしょうか……? 好意を伝えようとする程、トリニティ様の心は離れていく気がするんです」
「ダリル……俺もお前が幸せになれるように協力してやるから。あとは時間を掛ける事だ。トリニティには時間が必要だ。その間に出来る事を考えればいい」
「はい……!」
「よし、いい子だ」
「子供扱いしないで下さいっ」
「まだまだ子供だろう?」
「なっ……! 兄上だって」
「はいはい……兎に角、大丈夫だから。落ち着いて頭を冷やせ」