悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
そんな謎が多いデュランは堅苦しい格好ではなく、王族らしからぬラフなパンツとシャツで現れた。
彼のそんな姿も只々、尊くて唇を噛み締めていた。
そして何の用事かと思いきや、以前の話の続きをする為にやってきたのだ。
しかも、いつもはダリルの側にいるリュートを連れていることに気づく。
馬車の時同様、限りなく影を薄くしているが、キョロキョロと辺りを見回している。
不思議そうにリュートを見ていると「どうしてもフローレス邸に行きたい」と譲らなかった為、ここに連れてきたのだそうだ。

「抵抗しても無駄だ。ダリルと結婚したらお前は幸せになれるぞ」
「はぁ……!?」
「俺の弟は素晴らしいぞ? 文句のつけようがない。お前が落ちるのも時間の問題だと思うけどな」
「……このブラコン野郎がッ!」
「それはお前だろう? ブラコン女」
「天才だか何だか知らないけど、前と言ってる事が違うんじゃないの!?」
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